1990年代までは外資の受入などによって多くの工場が立地していた台湾でも、その後の空洞化によって仕事を見つけるのが非常に難しい時代となりました。

 

日本も世界の国の中では小規模なほうですが、台湾はもっと小さいので仕事を見つけるのがさらに難しい現状もあります。

 

さらに台湾の所得は4万台湾ドル(日本円で約14万円)あれば良いほうですが、価格の上昇は著しくて生活設計が困難になっている状況はかなり厳しいと言えるのです。今回は台湾人の持つ多様な働き方などの事情について触れていきましょう。

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台湾では生活設計が年々進めにくくなっている

いつも前向きな台湾人。しかし、大陸との交流が盛んになった2000年代前半以降、経済的にもいろんな矛盾をはらむようになりました。

 

中国からの経済恩恵を得られる台湾人が確実に存在する一方で、急激な物価の上昇が台湾社会を悩ませていることも大きな事実です。

 

実際のところ、多くの台湾人が生活設計を進めることも困難になっており、既に台湾社会において大きな脅威となっています。ここでは、具体的にどのような困難が出ているのかを見てきましょう。

都市部では住まいの選択肢が大幅に減ってきている

まず、台湾において多く方が遭遇する困難と言えば、理想的な住まいを選びにくくなっているという点ではないでしょうか?

 

台北やその周辺エリアになると、MRTの建設が著しいので地価の高騰も凄まじいものがあります。

 

しかし、雇用状況の悪化や所得上昇の低迷もあって、適切な価格にてマンションを購入できない状況に陥っているのです。

 

その一方で、賃貸市場が活況を呈しておりますので家賃の著しい上昇も常態化しているでしょう。

大手企業も突然営業停止になることも少なくない

また、台湾ではかつて起こり得なかった大企業の倒産2015年末は台湾の大手航空会社が突然営業停止になり、台湾において大きな社会問題へと発展しました。

 

もともと中小企業の多い台湾における大手企業の倒産は異常事態であり、日本以上に政府に守られている台湾の大手企業にとっては厳しい時代となっているのは言うまでもありません。

 

しかし、中小企業が大手企業を支えているという構図は日本と変わらず、台湾の労働者にとっても安定的に雇用してもらえる職場が少なくなってきているでしょう。

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台湾人も考慮しだした自分らしい多様な働き方!

元々、ストレスを感じることが嫌いな台湾人。しかし、上述のように台湾は確実にストレスを感じやすい社会に変化しつつあります。

 

もともと独立志向の強い民族性を持つ台湾人ですが、近年はさらにその傾向が強まっているでしょう。

 

現在、台湾人の方は若者を中心に、独立というよりも自分らしい働き方を工夫しはじめたと言えるのです。

ネットにおける中国語の授業は長期的な収入を生む

最近、台湾人も興味を示しているのが中国語学習であり、特にパソコンを通じて外国人に教えられるネット授業に関しては多くの台湾人が講師として参入しております。

 

その中でもとりわけ人気なのが、日本人向けの中国語学習のネット授業。台湾では日常会話レベルの日本語が可能な台湾人も数多いので、日本人向けのサービスは大変人気があるでしょう。

 

もちろん、授業自体は中国語で進められるので、独自の教え方については構築が必要ですが台湾にいながらも自宅で長期的な収入が得られる方法なのです。

かなり多くの台湾人が専門のカフェに開く傾向にある

また、近年台湾でとても多くなっているのがカフェの開店です。一昔前の台湾では大人数でガヤガヤ騒げる場所が人気だったのですが、今は少しでも静かに過ごせる場所が好まれるようになってきています。

 

さらに、台湾では外国人観光客も増加していますので、静かに過ごせるカフェニーズが著しく高まっているでしょう。オリジナルのケーキなどを出せるお店になると客単価も高くなって、場所に関わらず安定した収入が見込めるようになるのです。
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台湾から一旦離れて自分を見つめなおす若者の多さ

さて、台湾人の若者は上昇志向が非常に高いので、海外の大学に留学することを志望する方も少なくありません。

 

しかし、台湾人の大部分が留学に余裕のある資金を持っている訳ではありませんので、色んな方法を使って台湾を離れることで自分を見つめなおそうとする方も少なくないでしょう。ここでは、そんな台湾人の若者の事情をチェックします。

日本やオーストラリア向けワーキングホリデーが人気

今、台湾人の若者の間でとても人気なのがワーキングホリデーです。特に時差のあまりない日本やオーストラリア向けはかなり人気で、寂しさを感じさせないワーキングホリデーエリアとして注目されています。

 

日本語を勉強している台湾人の多くは日本へのワーキングホリデーを選びますが、基本的に台湾への帰国を大前提にしているでしょう。

 

やはり、日本での生活習慣に馴染め切れない台湾人も多く旅行とは異なる日本の事情を1年間で理解してしまうことも帰国の理由となるようです。

台湾に戻りたいけど戻れない台湾人もかなり多くいる

ただ、台湾人の若者の中には日本を含んだ海外での就職に成功して、長期的に海外で生活するケースも少なくありません。

 

この場合は2つのタイプがあって、現地での生活が充実していて帰国する理由が見当たらないことや、もう1つは実のところ台湾に戻りたいけど戻ることができないケースもあります。

 

2つ目のケースは海外での収入を台湾に帰っても維持できないというケースであり、台湾で仕事そのものが見つけられない場合になるとなおさら帰国をためらうことになるでしょう。

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