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一般的にコーヒーと耳にすると、日本はおろかアジア地域には無縁のものと思われるかもしれません

 

しかし、台湾のような亜熱帯の国では意外に国産コーヒーの生産も盛んで、お土産にはお茶というイメージを持つ台湾への見方も大きく変わるのです。

 

台湾のコーヒーは年々注目され出していて、ここでは台湾でも特に有名な3つの名産地をご紹介しましょう。

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台湾国産コーヒーの名産地~その1~雲林縣古坑鄉

最初にご紹介する台湾コーヒーの名産地は雲林縣古坑郷になります。

 

台湾では最も有名な産地で、海抜300mから800mのエリアに位置する水はけのよい砂土が良質なコーヒー豆をもたらすのです。

 

一般的にこのエリアには【荷包山】【華山】と呼ばれる2つのコーヒー園区で構成され、砂糖を入れなくても苦みの酷くない甘みのあるコーヒーを生み出しているでしょう。

荷包山コーヒー園区は日本人ともゆかりも深い

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【荷包山】のコーヒー園区ですが、実は日本人と深く関わりのあるところです。

 

その歴史は日本の植民地時代に遡りまして、そのころ台湾に住んでいた日本人もコーヒー園を経営していました

 

この【荷包山】はかつて【コーヒー山】と呼ばれていたこともあり、割と古い世代の方になればそれを知らない方はいないほどでしょう。

 

現在では、台湾の国産コーヒーの基礎とも呼ばれるエリアがここ【荷包山】であると認識されています。

遊歩道にて開放されている華山文学歩道コーヒー園

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次にご紹介するのは、同じ雲林縣古坑郷でも【華山】のコーヒー園区になります。

 

このエリアのコーヒーに関する大きな特徴として、【華山文学歩道コーヒー園】の存在があるでしょう。

 

規模の大きいコーヒー園を開放して遊歩道を設置し、遊歩道周辺に植えられているコーヒーの木を見ながら歩くことができるのです。

 

もちろん、園内ではコーヒーを飲むことができますが、ただ飲むだけでなくて一杯のコーヒーを通じて自然と一体化できる場所でもあります。

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台湾国産コーヒーの名産地~その2~南投縣埔里鎮

さて、次の台湾のコーヒー名産地は、【南投縣埔里鎮】【プーリー】という呼び名で有名ですね。

 

このエリアには有名な広大な森林地帯があり、その名も【恵蓀林場】と呼ばれる7000ヘクタール以上の敷地の中ではコーヒー生産を行っています。

 

【恵蓀林場】は台湾国立中興大学農学部の林業実習エリアになり、コーヒーの栽培は11.7ヘクタールで進められていますが生産量は年間平均僅か14.5トンほどと大変貴重になっているでしょう。

惠蓀林場は1940年代からコーヒー栽培が始まった

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この【恵蓀林場】でのコーヒー栽培は非常に古く、1930年代後半に遡るでしょう。

 

エリアの気候を見てみると、温度が上がりやすい一方で降雨量は多すぎず少なすぎないというまさにコーヒー栽培に適した地理的特性も備えているのです。

 

上述のようにコーヒー園は【恵蓀林場】の中にあることから、中に入って見ることもできる他にコーヒーの販売や製造プロセスの紹介展示なども行われています。

アメリカの国際農産物品評会にて銀賞も獲得済み

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【恵蓀林場】内で栽培収穫されるコーヒーの生産量はそれほど多くないのにも関わらず、アメリカの【国際農産物品評会】にて銀賞に輝いた記録も持っています。

 

ここで栽培されるコーヒーは一定量については販売用として流通しますが、中興大学の農学部における研究用素材としても大いに活用されているでしょう。

 

1年に4回コーヒーの収穫ができますが、主に夏と秋が最コーヒー豆が満開になるシーズンと言えるのです。
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台湾国産コーヒーの名産地~その3~台南縣東山鄉

さて、最後にご紹介するコーヒーの名産地は【台南縣東山郷】になります。

 

紹介してきた台湾のコーヒー名産地の中では最南部に属し、かなり暖かいところで生産されているでしょう。

 

緯度的な視点で見てみると、コーヒー豆の一大産地として有名なジャマイカと同じ緯度上にあるのです。

台湾のコーヒーの中でも比較的高い場所で収穫される

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【台南縣東山郷】で栽培されるコーヒーは台湾でも、最も品質の高いものとされることも多くなっています。

 

それは南勢村と呼ばれる場所近くの海抜800mもの山間部になり、この地理的特性は昼夜の温度差が極めて大きいのでかなり高品質なコーヒー豆が産出されるでしょう。

 

【東山コーヒー】は台湾人の黄世賢夫婦によって始められ、かなり広い敷地に台湾産コーヒー栽培して量産成功させたことから有名になりました

東山郷ではある台湾夫婦の経営する農場が最大規模

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このご夫婦は何とコーヒーの研究や品種改良に20年も費やしてオリジナルの台湾コーヒーを作り上げたと言えます。気温変化に強く、害虫もあまり発生しないことが大きなメリットでしょう。

 

彼らの経営するコーヒー園では、少なくとも3ヘクタールの敷地で年間およそ600キログラムのコーヒーが収穫されます。

 

もともと旦那さんの方はコーヒー嫌いだったらしいのですが、奥さんが結婚する前に日本にコーヒーの修行に行って台湾に帰ってきてからコーヒーとの運命が始まったようです。

 

現在は彼らの苦労もあって、台南東山はコーヒーの一大産地となっています

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