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台湾と中国。比べてみると意外に多くの違いが存在していますが、やはり思想面における差は紛れもなく大きいと言えるでしょう。

 

特に宗教などの事情になると、考え方についても大きく異なってきます。これは2つの国にとって、その存在自体が全く違う意味を持つからです。

 

今回は台湾と中国の宗教に関する考え方の違いなども含めて、とりわけ中国に関する事情をクローズアップしていきます。

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台湾と中国の違いは宗教に対する認識!

日本だと各家庭によって信仰する宗教が決まっていることも多いのですが、台湾や中国などの中華圏でも一応は各家庭で決められていることが一般的です。

 

ただ、それでも台湾と中国では国全体から考えると、宗教に対する捉え方も大きく異なっているのは否めません。

台湾では宗教の自由が認められている

まず台湾では宗教そのものの自由が認められていますので、様々な宗教イベントを開催することが可能です。

 

台湾は仏教における修行僧も非常に多く街中や公共交通機関などでも普通に見かけることが一般的と言えます。

 

各家庭においては、中華圏発祥の宗教である道教に続き勢力のある宗教として仏教が認識されているのです。

 

むしろ街中で見かける修行僧の多さは日本ではまず見られない傾向であり、宗教が世俗化している日本よりも台湾における宗教関係者はむしろ宗教者としてより本来の姿を持っていると言えるでしょう。

中国では宗教はあくまで文化の1つとして認識

一方、中国になりますと宗教は限りなく世俗的な存在として認識されています。

 

物質主義の中国では本来中国に存在した宗教に対する考え方も失われているのですが、迷信を信じる国民性であることもあって高齢者では意外に信じる者も存在しているのです。

 

しかし、自分が仏教か道教であるかは大きな問題ではなく、お参りできるところでは分別なく線香をもってお参りする傾向があるのも事実でしょう。

 

この点は日本人の寺院と神社に対する認識に似ているところもありますが、全体的に中国人は特定の宗教を信じることは非常に少なくなっています

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台湾で宗教チャンネルもあるが中国ではまず見られない

台湾に行きますと多くのケーブルテレビチャンネルを見ることができますが、その中には宗教チャンネルを見ることができます。

 

しかし、同じ中華圏であっても中国になると、宗教の番組など基本的にテレビをはじめとする大きなメディアでは見ることがありません

台湾では敬虔な仏教徒も非常に多いことが分かる

基本的には台湾では、敬虔な信徒が非常に多いことが宗教チャンネルの多さで分かります

 

しかし、逆に言うと台湾の宗教界は非常に大きな利権を持っていることも事実で、それだけにチャンネルを持つことができると言い換えられるでしょう。

 

日本でも宗教団体は多く存在していますが、テレビで独自にチャンネルを持てるというのは聞いたことがありません

 

それだけに、台湾の政治は宗教界との繋がりも決しておろそかにできず、選挙の結果にも影響するほど非常に大きな存在だと言えるのです。

中国ではメディアで宗教を扱わせない政治的環境

一方の中国になりますと、宗教自体をメディアで取り扱うことができない状況にあります。

 

これは、宗教そのものが人民を容易に操作する大きな可能性を国が熟知しているからです。

 

宗教としての中国らしい文化的側面は認めるけど、政治的な影響は決して認めない断固たる態度を取っているでしょう。

 
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中国は宗教自体に対して非常に敏感で否定的

しかし、最近の中国は宗教に対してより敏感になり、宗教そのものを否定するような傾向を一層強めています。

 

その背景には伝統的な比較的メジャーな宗教だけでなく、非常にカルトな宗教が中国に入り込み始めたからです。

 

日本でも台湾でもこのような動きは当たり前にありますが、中国では非常に神経質に取り締まる傾向にあるでしょう。

 

中国における宗教は本来世俗的なものとして寛容に扱われていたものの、現在は権力者にとっては宗教全体を目の上のタンコブとして認識し始めています。

中国が最も恐れる宗教による国自体の危機

現在の中国宗教によって思想が非常に乱されやすい環境もできつつあり、国が人民を比較的容易にコントロールできるのと同じくらいに宗教による人民への影響力も大きくなっています

 

これは人民の国に対する不満も非常に大きくなっているのが要因のようで、その受け皿として宗教が大きな力を発揮し始めているのです。

 

国は人民がいかに外圧に変わりやすいかを熟知していますので、宗教が現在の国の体制を揺るがすほどの危機を及ぼすことを大きく恐れているでしょう。

中国では寺として実体のない寺も非常に多い

中国が宗教の影響力を著しく削いでいる典型的な例として、多くの寺院が寺院としての実態を留めていないことです。

 

実際多くの寺は伝統的な建築物としての姿は残しているものの、その実態は単なる観光施設であったり営利活動の運営体になっていたりすることが少なくありません。

 

少林拳で有名な嵩山少林寺も一応は寺院としての姿はあっても、その実態は武術学校として存在しているでしょう。

 

このような姿は、中国にとって権力に影響を及ぼすことのない理想的な姿だと言い切れます。

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まとめ

今回は台湾のお話というよりも、中国のお話になってしまいました。

 

それでも、宗教に対する意識が大きく違うことで、やはり台湾と中国が別の国なのだと認識することができます。

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