taiwan33

台湾人と中国人の違い。パッと見たところ、それを見極めるのは難しく感じる時代となってきました。

 

しかし、彼らの使う言葉などは大部分にて共通して使われますが、各々自然に使われる言葉の中には言い回しの異なる独特のボキャブラリーも存在しています。

 

ここでは、同じ言葉でもボキャブラリーの違いを通じて、彼らの国民性をもチェックしていきましょう。

スポンサーリンク

台湾と中国の違いは言葉にも現れている~交通機関

まず、台湾と中国における言葉の違いが多い分野として、公共交通機関などに関する言い回しが挙げられるでしょう。

 

台湾ではバスのことを【公車】中国では【公交車】と呼びますが、これ以外にも2つの国には公共交通機関にて国民性を感じるボキャブラリーの違いもあるのです。

 

ここでは、その代表的なものを紹介していきます。

地下鉄の呼び方にも大きな国民性の違い!

世界の大都市であればどこにでもある【地下鉄】ですが、台湾と中国ではその言い回しも異なります。

 

台湾では地下鉄を【捷運】または【MRT】呼びますが、中国ではそのまま【地鉄】と呼ばれているのです。

 

機能はどちらも日本語で言う【地下鉄】ですが、台湾でそう呼ばれないのは1つの理由があります。

 

それは、台湾の【捷運】は地下で運行されているところばかりではなく地上や高架などでも運航しているので敢えて【地下鉄】と呼ばないように正確に描写しているのです。

 

しかし、中国もそのような運航をするエリアを持っているもののそれらをひっくるめて【地下鉄】として認識していて【地鉄】と呼ばれているでしょう。やはり両国の考え方の違いがここにあります。

駅のプラットフォームにも呼び方の違いが!

また、台湾では鉄道などのプラットフォームを【月台】と呼び、中国では普通に【站台】と呼ぶ点に違いがあります。

 

【月台】とは、もともと古語で月を見るための台のような建築物があったことに由来するでしょう。

 

その【月台】は高いところや離れた場所にあったため、専用の通路を通っていくことがとても多かったのです。

 

プラットフォームを見ると確かに専用の通路に階段がありますので、昔の【月台】と構造が一緒だということで名づけられたのです。

 

さらに、【月台】は月を鑑賞して日常生活を忘れるという特別な場所だったこともあって、毎日多くの人の出会いや別れのあるプラットフォームが情緒的になる場所であることと重なりこのように呼ばれています。

 

台湾人はやはりロマンチストが多いのでしょうかね?

スポンサーリンク

台湾と中国の違いは言葉にも現れている~食べ物

台湾も中国もそれぞれ独自の食生活を持っていますが、その食べ物などの呼び方もやはり若干異なっています。

 

特に台湾は日本文化の影響を大いに受けてきた国ですので、それが食べ物関係の名前にも反映されている特色も見逃せません。

 

ここでは、日本人にとって馴染みのある食物や調味料を取り上げましょう。

日本のせんべいの呼び方も両国では違う?

例えば日本のお菓子の【せんべい】ですが、これは台湾でも非常によく食べられています。

 

台湾での呼び方は【仙貝】、読みは【シエンベイ】になり日本語の発音を参考に中国発音に当てはめたものになるでしょう。

 

中国でもせんべいは食べられるのですが、中国ではまず【仙貝】と呼ばれることはありません

 

また、中国ではビスケットなどを【餅乾】、ビンガンと呼びますが日本のせんべいもこれに含めて呼ぶことがほとんどです。

 

さらに、せんべいが日本から来たことを中国では知っている人はそれほど多くないとも言えます。

ワサビもマスタードも一緒にする中国人

日本食に関するもので非常に面白いのは、ワサビやマスタードの中国語における台湾と中国の取り扱いの違いです。

 

台湾ではワサビを【哇沙米】発音をワーシャーミーと表現し、上述のせんべいの様に日本語発音を中国語に当てはめています。

 

しかし、中国ではワサビを【芥末】(ジエモー)と呼ぶ人が大半ですが、本来これは【洋辛子】や【マスタード】を表す単語なので不適切な使用になるでしょう。

 

つまり、中国人はワサビもマスタードも同じ名前で呼んでいることになり、ここにも台湾と深く物事を考えない中国との大きな差が見られるのです。

taiwan34

台湾と中国の違いは言葉にも現れている~社会生活

さて、台湾と中国に両方住んでみますと、社会の雰囲気などの違いをよく実感できるようになります。

 

街角に書かれてある漢字も台湾が繁体字中国が簡体字と大きく異なることは周知の事実でしょう。

 

実は街に存在している公共機関や建物の名前に関しても、その違いから国民性を理解することもできるのです。

警察の呼び方も国民性を表している?

まず、日本でいうポリスつまり警察ですが、台湾でも【警察】と呼ばれています。

 

しかし、中国になると【公安】と呼ばれますが、一般的に彼らは重大な案件しか扱いません

 

中国にはもう1つ【城市管理】と呼ばれる警察機能があり、各エリアで小さなイザコザを担当する部門もあります。

 

また、中国で使われる警察という呼び名は、一般的に【交通警察】と呼ばれる日本で言う警察署の交通部門で使われています。

 

台湾の警察は日本の警察機能と似ていますが、中国の公安はどちらかというと風紀を乱す者を取り締まるという政治的なものが影響していてここにも大きな違いがあるでしょう。

団地の呼び方も微妙な国民性の違いが!

日本ではマンションやアパートなどの団地がどこの都道府県にもありますが、台湾や中国にももちろん存在しています。

 

実はこの団地のことを台湾では【社区】中国語では【小区】と呼ぶことが一般的です。

 

台北のMRT駅の中の1つに【萬芳社区】と呼ばれるところがありますが、これは日本語で萬芳団地と言い換えることができます。

 

しかし、この呼び名の違いはやはり両国の国民性を表しているでしょう。

 

それは台湾では団地を【社区】つまり社会生活の中の区と考えていること、中国の【小区】は大きな中国の中の小さな1つとして表されていることにあるのです。

 

お互いの意味の微妙な違いといえますが、国の基本的な考え方がここに如実に表れていると感じます。

スポンサーリンク