taiwan27

台湾と中国。同じ中国語を公用語に使うとはいえ、この2つの国には似ても似つかぬほどの様々な違いがあります。

 

実は台湾人と中国人では自身の仕事に対する認識も非常に大きく異なっているでしょう。

 

統一した保障内容を持つ国民皆保険が達成されていない中国では、職場の福利厚生で少しでもそれを補いたい人が非常に多くて徹底的に給与にこだわるのが中国人の傾向と言える訳です。

 

今回は台湾と中国における仕事にまつわる各種の違いを検証していきます。

スポンサーリンク

台湾人と中国人の大きな違いは好きな仕事にも差が?

台湾人と中国人は、基本的に好きな仕事に対しても大きな差が存在しています。

 

すべての方に言えるわけではありませんが、台湾人にとって仕事は自己啓発のため、中国人にとっては生活のためという基本的な認識が異なっているのです。

 

これにより、彼らが好きになる仕事も自ずと違ってくるのが一般的でしょう。

台湾人は給与よりもキャリアにこだわる人が多い?

台湾では給料の良い仕事とそうでない仕事の差がハッキリとしているため、将来的に高い給料を得るためにキャリアをとにかく積もうとする方が多いでしょう。

 

学校特に大学で学んだことを生かすところが仕事場なので、ここが日本の大学生とは非常に大きく異なる点です。

 

台湾人も2年から3年で転職する方が多いですが、給与よりもスキルをさらに磨けるところへ重点的に転職する傾向にあります。

中国人はストレスのない事務仕事が大好き!

中国人の場合は労働量に関わらず、一定の給料を確実にもらえることを望む傾向にあるのです。

 

仕事中でもパソコンで株取引などをしたいがために、それが比較的可能な事務職への転職が高い人気を誇ります。

 

中国全体でみると事務仕事の割合は極めて低いので、年々この職種への就労が難しくなっているでしょう。

taiwan28

台湾人よりも中国人の方がホワイトカラーにこだわる!

台湾人も中国人も少なからず、ホワイトカラーへのあこがれはありますが特に中国人はかなり凄まじいものがあります。

 

それはホワイトカラーが世の中を牛耳っているという意識を持っているからでして、国も企業も学校もトップダウン式の意思伝達系統を持つ中国ではごく当たり前のことなのです。

 

台湾人も国内の大学を超えて、海外に留学に行くことも多いですがホワイトカラーにこだわりすぎることはありません

 

ここでは彼らにとっての仕事の価値観をチェックしてきましょう。

学歴社会の台湾でも身の丈に合った職を求める傾向

台湾人は日本人以上に学歴への意識が高く、台湾国内の大学卒業後に欧米の大学院へ修士取得に行くことも少なくありません。

 

しかし、これを取ったからと言って台湾ではそれにふさわしい職に就くことは容易ではないので、多くの学生は学歴よりも身の丈に合った職種を見つけるケースが多くなっています。

 

そのまま、留学先の現地企業に就職するパターンもありますが、欧米の会社は職場での競争意識が非常に大きいので帰国してから台湾国内の企業に勤めることもかなり多いのです。

 

これにより、台湾人は学歴も気にするけれども自分に合うかどうかをしっかりと見つめる人が多いと言えるでしょう。

大卒意識の強い中国人はホワイトカラー至上主義!

近年、中国でも大学卒や海外留学組が急増していますが、これは多かれ少なかれ彼らの親世代の影響が非常に大きいでしょう。

 

中国では子供の学費を出している親にとって、自分が大学に行かなかったことがコンプレックスになっていることがほとんどです。

 

そのため、大学に行けば自動的にホワイトカラーになれるということを信じて疑わない親も多く、子もそれに応えようとしてホワイトカラー以外の仕事への就職を屈辱と感じて徹底的に避ける傾向にあります。

 

中国では高学歴者の就職受け皿が著しく少ないとされ、急増した大学卒業者の就職難が改善できないほど深刻になっているでしょう。

 

大卒者は常にこの意識に取りつかれ、数年たっても仕事に就かないことも中国では珍しくなくなっているのです。

スポンサーリンク

台湾人と中国人にとって職種を選ぶ意義の大きな違い

台湾人と中国人にとって職種を選ぶことの意義に大きな違いがあることは明白ですが、仕事が自分自身にとってどんなメリットがあるかという点で求めるものが正反対にあるとも言えます。

 

ここでは、彼らが仕事選びをどのようにとらえているかを見ていきましょう。

台湾人にとって自分らしく生きるためのツール

台湾人にとって仕事を選ぶことは、自分らしく無理をせずに生きるためのツールに他なりません。

 

それは、台湾ではどの企業も給料がなかなか上がらない状況が続いている上に、少し待遇が良くても残業で毎日夜遅く帰らなければならない企業も多いなど生活に精神的なゆとりが感じられないケースも日常茶飯事だからです。

 

台湾人は仕事で独立志向の高い方が多くて実際に小規模企業の経営者が多いのは、仕事への意識が自分らしさを体現するためのものと感じている大きな証でしょう。

中国人の職種選びは親族へのメンツにも影響

中国人の場合、98%以上の方が自分で会社を立ち上げるなどは難しいことで、サラリーマンとしての職種を選ぶことしか選択肢がありません。

 

中国は製造職や技術職はいっぱいありますが、国営企業やよほど有名な企業でない限り多くの方は就こうとはしない特徴があります。

 

また、職種自体が親のメンツを立てる行為に直結するため、マッサージなどの仕事などに就くことを極端に嫌うことも多いでしょう。

 

台湾人や中国人に関わらず、仕事は生活を維持する手段ですが、彼らの物を見つめる眼差しの違いはこのような仕事の価値観の違いから生まれているのかもしれません。

スポンサーリンク