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台湾と日本の友好は今でも民間レベルを中心に大いに図られていますが、もともと両国間にて相互における良好な感情は存在していてもそれを維持してきたのは決して容易ではありません

 

しかし、この維持について紆余曲折がありながらもなんとか保たれてきたのは両国の努力に他ならないのです。

 

その中でも、非常に大きな役割を果たしてくれているのが両国に存在するプロ野球の存在だと言えます。

 

ここでは、両国のプロ野球がどのようにして友好を保ってくれるのかという観点でお話ししましょう。

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台湾と日本の友好は80年代の台湾選手の活躍が証

台湾と日本のプロ野球の歴史は大きく異なりますが、台湾では1990年からプロ野球が発足しましたが4球団による運営がなされているでしょう。

 

一般的に台湾のプロ野球の年俸は最高でも日本円で1,000万円ほどされ、日本やアメリカのプロ野球に選手として参加することは一定のステータスとして見なされています。

 

1980年代から1990年代にかけて台湾から優秀な選手が日本のプロ野球に参加し、台湾と日本の友好の証として機能してきました。

台湾野球は球の速い優秀なピッチャーの宝庫!

特に1980年代は中日ドラゴンズの郭源治選手や、西武ライオンズの郭泰源選手などの剛速球投手が活躍していました。

 

郭源治よりも日本のプロ野球に入った郭泰源は、ロサンゼルスオリンピックの野球競技にてチャイニーズタイペイのナショナルチームのエースとして参加して見事に銅メダルにチームを導いています。

 

また、最近では王建民投手がアメリカのメジャーリーグで活躍するなど、台湾人投手の優秀さはやはり評判通りだと言えるでしょう。

台湾には長距離スラッガーの逸材も非常に多い

さらに、台湾選手は長距離スラッガーとして日本で活躍していた方もおり、その代表格と言えばやはり中日ドラゴンズで活躍した大豊泰昭選手になるでしょう。

 

台湾人の父を持つ元巨人の王貞治選手をリスペクトして、1本足打法で日本のプロ野球を盛り上げたのが非常に印象的でした。

 

実は台湾からのプロ選手のうち、先述の郭源治選手やこの大豊選手などは日本国籍に帰化したことでも知られ、引退後も日本国内で一般社会人として活躍された経緯もあります。

 

このように台湾人選手にとって、日本のプロ野球で活躍することが日本という国を前向きに理解できる大きな機会だったと言えるのです。

台湾野球は日本で活躍した選手が指導者で再活躍!

台湾プロ野球の今があるのは、日本で活躍した台湾人プロ野球選手が台湾に戻って指導者として再活躍してレベルアップを成し遂げたことにあるでしょう。

 

そして、それは台湾人の選手が日本プロ野球へ参加もしやすくなり、より台湾のプロ野球が盛り上がるという好循環を生んできました。

 

紆余曲折のあった台湾プロ野球ですが、少なくとも台湾人選手が日本プロ野球で活躍できたことが大きな力となっています。

日本で活躍した往年の台湾プロ野球選手指導者に

台湾野球が1990年に発足して以降は、日本のプロ野球で活躍した台湾人選手は日本の野球で培った経験を台湾で役立たせるために選手や指導者になったパターンが特に多くなります。

 

郭源治選手は1996年に中日を退団後、日本人として1999年まで台湾のプロ野球で現役投手として活躍されていました。

 

郭泰源選手は1997年に西武を退団後は数年のブランクを経て、2004年から台湾と日本のプロ野球に監督やコーチとしてずっと関わっているでしょう。

台湾プロ野球へ日本プロ野球選手も指導者に?

また、日本人プロ野球選手が台湾のプロ野球に渡って、選手として指導者として活躍したケースもあります。

 

それは、元西武ライオンズの渡辺久信投手が最も良い代表例です。

 

彼は元同僚の郭泰源から台湾プロ野球に呼ばれて当初はコーチになるために台湾に行ったのですが、結果として現役投手として兼任で台湾プロ野球を盛り上げました。

 

郭泰源から【言葉の壁を越えて自らの投球を見本にコーチング】するという意見を聞いて、それが結果的に渡辺久信にとって貴重な台湾での野球経験となったのです。

 

このようなやり取りができるのは、郭泰源の自らによる日本の実体験が背景にあるからでしょう。

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現在続けられているプロ野球の日台友好交流戦の意義

近年は日本のプロ野球も台湾における交流戦を開く機会が増えていて、野球を通じた民間交流が本格化してきています。

 

台湾と日本の野球の友好交流戦には単なる両国間の試合が見られるという側面だけでなく、野球に携わる人間に以外にとっても多くのメリットをもたらしてくれるようです。

台湾と日本の選手もお互いに競技レベルを確認できる

友好交流戦の大きな意義の1つに、選手自身が相手側の競技レベルを直に確認できる点にあるでしょう。

 

選手にとって、相手のレベルを客観的に見られることが極めて重要で、そのレベルの高さによっては相手に敬意を払うことさえもあります。

 

そして、そのことが自身の野球レベルを見直させ、さらなる磨きをかけることに繋がっていくでしょう。近年の台湾と日本の交流戦にはそのような傾向が顕著に見受けられるのです。

台湾と日本の野球ファン同士での交流も進められる

また、台湾と日本の交流戦で非常に多くなっているのがファン同士の良好な感情です。

 

勝負に関わりなく、相手に対して敬意を払う。これが球場における両国のファン同士でも徹底されています。

 

今後さらに、このような状況が続いていけばファン同士の交流にも大きく発展していく期待も膨らむでしょう。

 

いずれにしても、野球は今後も両国で親近感をより高める必要不可欠な存在となるのは間違いありません。

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